昨日のライブビューイング(舞台挨拶)も観に行ったんだけど、都合で挨拶のみで映画館を後にしたので、本日リベンジ(とは言わない)するぞ!ってことで本編映画を観てきました
いやーすんごいエンタメ!! (知ってるけど)
よっ!! King of エンターテインメント!!
なんたって、地元の映画館に居ながらにして、あの帝国劇場の椅子に座っているかのような錯覚を起こさせるSHOCKマジック
そしてSHOCKならではの観劇後の不思議な爽快感
決してハッピーな展開ではないのにね、涙には心の浄化作用があるって言うじゃないですか
観る度に気持ちをしゃんとして真っ当に生きようって思います
映画ならではの至近距離で、コウイチはもちろんのこと、タツヤやオーナーの表情を見れたのに感激
特にタツヤですよ(コウイチの表情はここぞという場面では双眼鏡で確認してるので←)
刀をすり替えるシーン、わざと自分の刀を飛ばすシーン、コウイチに「続けろよ!」と煽られるシーン
そして階段落ちした後の血まみれのコウイチが一段一段這い上がる後ろ姿に重なるタツヤの顔…
驚愕と呆然と涙がぐしゃぐしゃに混ざったタツヤそのものの顔だった
あと、今回映画を観て自分なりに思ったシーンがあったのですが
SOLITARYでのコウイチのセリフ「俺がタツヤの替わりをやる」
ここで “すり替わり” というキーワードが浮かんだのです
大きな悲劇へと加速度が増していく場面であるけれど
自らの頭に拳銃を向けるはずだったのはタツヤ
ジャパネスクで倒れるはずだったのはタツヤ
けれど実際にそれを演ったのはコウイチで
すり替えられた刀がトリガーとなった…
本物の刀を階段に突き立てるシーンが正面からの別撮りになってて
その瞬間 コウイチの中の何かが “カチっ” と音を立てて狂気モードに入ったんだなと
そして告白のシーンの最後、コウイチが皆に深々と頭を下げる場面なんだけど
ブロードウェイのお話にしてはやけに日本人的な表現だし違和感があったのよね
けれど、あの瞬間、コウイチの孤独だった心が溶けたのだと
自分が皆を引っ張らなければと気負いまくっていた心がじわっと溶けて皆とひとつになれたんだなと
「夜の海」の後、後ろを向いて去って行く足取りがゆっくりでね、まったく気負ってなくてね、もう一人で苦しまなくていいんだって思うと泣けてきた…
選んだ席がどセンで前方にほぼ人がいない状態で
屋上のシーンでセリを上がってきたコウイチと対峙したとき「生きててよかった…」と心の底から思って目の奥がアツくなりました
さすがに我ながら「キモっ」と思いましたが笑
二幕(幕間はないが)に入って、時間を追うごとにスゴみと美しさを増すコウイチ
ステージに生きるコウイチが光一さんと重なるのは毎度のこと
舞台挨拶で言ってたけどこれを撮影したのが3月31日、千穐楽の日というのもドラマティック
20周年のSHOCKを残しておきたいという座長と関係者の皆さんの気持ちが切なく愛しい
最後の挨拶が、2021年の、今に向けての言葉にも思えて、未来に向かって放たれた座長の言葉に勇気づけられました
そうそう、オンの楽屋のシリアスな場面で、しゅーしゅーとめちゃ座長のために仕事をしてくれてた卵型の加湿器が可愛かったわ
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